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函館新聞

函館タータンのウールマフラー発売 公式グッズ第1弾 地元企業が商品化【函館】

函館タータンのウールマフラーをPRする岡田さん(左)と野口さん

 函館タータン協会(岡田暁会長)が普及する、函館を象徴するチェック柄「函館タータン」の公式グッズ第1弾として「ウールマフラー」が発売された。金森赤レンガ倉庫でイカ墨染めの製品を扱う「烏賊墨染工房シングラーズ」が同協会と商品化し、新たな函館名物としてPRしている。

 函館らしさを取り入れた、スコットランド発祥のチェック柄を街のブランドイメージとして活用しようと、昨年4月に協会を発足。デザインの考案を進め、スコットランドタータン登記所に申請し、「函館レッド」の名称で10月に正式登録された。

 シングラーズは約20年レンガ倉庫で店を営み、イカ墨で染めたセピア色を生かし、バッグや手ぬぐいなど雑貨を中心に展開。より多くの人がタータンに触れる機会をつくろうと、同協会の特別会員となり商品企画を進めてきた。マフラーは神戸市の「神戸タータン」の商品を手掛けるネクタイメーカー・成和(東京)を通じ、中国の内モンゴル自治区の工場で織り製品化。先染めのウール100%使用で肌触りも良く、レンガ倉庫や市電の箱館ハイカラ號を思わせ、温かみのある赤色が印象的な仕上がりとなった。

 先月20日に発売し、早速シングラーズではポーチや財布など、ほかのタータン商品と共にコーナーに陳列。観光客の反応も良く、上々の滑り出しで、同社の野口等取締役会長(78)は「観光客の目を引く商品で、函館名物という点でイカ墨グッズとコンセプトも似ている。函館らしい土産として宣伝していきたい」と話す。価格は税込み9350円で、松風町で洋服や雑貨を扱うVILLAGE&CO(ヴィレッジアンドカンパニー)でも販売している。

 今後の商品展開としてシルク100%の先染めネクタイも準備中。岡田会長(50)は「マフラーの商品化で、函館土産の選択肢が増えた。あちらこちらにタータングッズのコーナーができるよう、さまざまな人に携わってもらいたい」と話している。

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