今年も活躍が期待される日高リトルシニア球団員たち

　中学硬式野球の「日高リトルシニア球団」（髙城幸司監督、団員26人）は７日、今年の初練習を前に浦河町大通２の浦河神社を参拝し、必勝を祈願した。今年入団を控える６年生や同球団ＯＢらも参加した。

　日高管内唯一の中学生の硬式野球チームの日高リトルシニアは、創立16年目。浦河町荻伏町の荻伏球場を本拠地に週４回の練習で年々力を付けている。冬場は午前は堺町の旧浦河第一中体育館、午後からは荻伏の屋内練習場で練習に励んでいる。高校野球で活躍する卒団生も出てきた。

　昨シーズンも各大会で奮闘。また、林将輝投手（新ひだか町静内第三中３年）が「ＷＢＳＣ　Ｕ―15ワールドカップ」日本代表としても活躍した。

　社務所儀式場で行われた必勝祈願祭には高城監督や向井遼ヘッドコーチら指導者、小学６年を含め中学３年までの団員26人が参加。

　儀式場では、酒井俊宮司のお払いと祝詞を捧げ、髙城監督から順に祭壇に玉ぐしを捧げ、最後に全員で二礼二拍手一礼の作法をを行い今シーズンへの気持ちを新たにした。

　髙城監督は「２年連続全国出場を目指して戦ったが届かず、新人戦も敗退。今年は一戦一戦、一戦必勝でのぞみたい」と気を引き締め、ＯＢの幌村魅影さん（18）は「トヨタ東日本で社会人１年目から活躍して結果を残したい。日高リトルシニアは環境も良く、後輩たちには指導を聞いて頑張ってほしい」と激励した。

　この後、選手たちは恒例の走り込みでスタートし室内練習に汗を流した。