中学アイスホッケーの地域移行 苫小牧東中で保護者説明会
中学校の部活動の地域移行を巡り、苫小牧市教育委員会は10日、アイスホッケーを2025年度からクラブチームに移行する方針について保護者説明会を苫小牧東中学校体育館で開いた。関係者や保護者ら123人が出席し、スクリーンを使った説明やクラブチームのPRに耳を傾けた。
市教委は当初、26年度まで現状の合同チーム編成を続け、27年度からクラブチームへ移行する見通しを立てていたが、クラブチームの立ち上げに4チームが名乗りを挙げたことなどから、移行を25年度に前倒しすることを決めた。
説明会には、ASC北海道U15(冨田捺幹代表)、苫小牧ジェッツ(今村孝一代表)、レッドモンスターズ(小林智紀代表)、チーム名未定の新規チーム(三浦真澄代表)の4チームが参加。各チームの特色、指導方針、指導者の体制などについて紹介した。
出席者からは、会費やスケートリンクでの練習回数、移籍などに関しての質問が続出。チーム側は「ある程度、加入人数が見通せる時期まで回答は難しい」、「チームで移籍を縛ることはないが、ルールとしてはどうなのか」と回答するなど、多くの課題が浮き彫りとなった。
保護者からは来年度の移行について「もっと早く通知してほしかった。もう1年延ばしてもいいのでは」との意見や、「子供たちも大変悩んでいる。気持ちをくみ取り、丁寧に進めてほしい」などの要望が出された。
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