日差しを受け穏やかな天気となった初滑りを楽しむ来場者

　函館市民スケート場（金堀町１０＝函館競輪場内）で２日、今年の営業が始まった。日中は晴天に恵まれ、初すべりを満喫しようと家族連れやグループ客でにぎわった。

　道南唯一のスケートリンクで、競輪場のバンク内にスピードリンクと中央にサブリンクを備えている。この日は来場した幼児から中学生までを対象に「初すべりお年玉プレゼント」としてお菓子が渡された。

　リンクでは子どもや孫の手を取りながら滑る姿や、友だち同士でターンを教え合う様子が見られた。兵庫県加古川市から函館の友人を尋ねて子どもと旅行中という主婦は「屋外スケートリンクがあると聞き、来てみた。子どもが寒いと言わず、何回転んでも滑りをやめないのでよほど楽しいのだと思う。天気がよく暑いくらい」と話していた。

　同スケート場によると、午前１０時から午後３時までの来場者は８２４人。「昨シーズン（２０２３～２４年）は８００人越えが無かったので久しぶりの盛況。天候が良いのと、正月期間は帰省中など道外からの人も多いからでは」としている。

　今シーズンの営業は２月１６日まで。