道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
釧路開発建設部は18日、現在整備を進めている道東自動車道(通称・道東道)の阿寒インターチェンジ(IC)─釧路西IC間(延長17㌔)が12月22日に開通すると発表した。当日は関係者を招いた記念式典や開通区間の通り初めを行い、正式開通は午後3時からとなる。 道東道は、千歳恵庭ジャンクションを起点とし、釧路別保ICおよび足寄ICに至る自動車専用道路。本別IC(十勝管内本別町)─釧路西IC間(延長65㌔)が2004年度に着工し、浦幌IC、白糠IC、庶路IC、阿寒ICと順次開通してきた。
阿寒IC─釧路西ICの開通により、釧根圏と道央圏、十勝圏、オホーツク圏の連絡機能が強化され、大規模災害時の輸送ルート強化や広域観光の活性化、農水産品の流通利便性向上、救急搬送の安定性・速達性向上などに期待が寄せられる。
阿寒IC─釧路西IC間の開通により、釧路と札幌が直結したことで、所要時間は4時間12分と7分短くなり、道東道整備前の一般道利用に比べると、2時間24分短縮された。このほか、同区間内には地元の要望により道が設置者となった釧路空港ICも開設され、道東道と道道952号山花鶴丘線が接続される。
今回の開通時期発表について、釧路市の鶴間秀典市長は「地域としても要望を続けてきた念願の路線であり、これまでご尽力賜りました関係の皆さんに厚く感謝申し上げます。このたびの開通をゴールとすることなく、根室に向けてさらなる高速道路ネットワークの整備促進に引き続き取り組んでまいります」とコメントした。
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