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釧路新聞

釧路の漫画家吉田さん、「スノウ」配信開始【釧路市】

 釧路市出身、在住の漫画家吉田優希さん(26)が、講談社提供のコンテンツ配信サービス「コミックDAYS」(略称、DAYS)で14日、月刊連載「スノウ」の配信を開始する。吉田さんが原作から作画までを担当する連載は初めてで、19世紀にロンドンで疫病と戦った医師「ジョン・スノウ」を主人公に、史実に基づき描いた歴史漫画。DAYSで毎月第2木曜日正午に更新する。

 吉田さんは釧路工業高校卒業後に漫画家を目指し、2018年に集英社主催の少年向けストーリー漫画の新人賞となる第95回「手塚賞」に準入選して漫画家の第一歩を踏み出した。その後上京し、漫画家のアシスタントを務めながら、1話読み切りの漫画を雑誌に掲載したりウェブ上に自作を発表してきた。

 その活動が漫画家や編集者の目に留まり、22年に異世界漫画「ドランク・インベーダー」の作画を担当。DAYSで週刊初連載を果たし、オリジナルランキングで常に上位にランクインする人気ぶりで、23年には単行本化され、全国の書店で発売された。

  今回の作品では、疫病「コレラ」がまん延する19世紀のロンドンで、病の原因が分からず、医師である主人公の言葉を誰も信じない中、悪戦苦闘しながらも解決に向け立ち向かっていく主人公や住民、政府の様子などを描いていく。史実に基づきながらも、オリジナリティーも散りばめ、ナイチンゲールやビクトリア女王など、歴史上の偉人も登場する予定。

 吉田さんは、長女が誕生したことや妻も釧路市出身のため、昨年6月に活動拠点を釧路に移し、自宅で執筆を続けている。打ち合わせも電話で済むことがほとんどで仕事に支障もないため、連載開始後も釧路を拠点と決めている。今回の作品について吉田さんは「19世紀の物語ではあるが、新型コロナウイルスに通ずる部分も多い。ジョン・スノウという人物は、疫病から人を救っただけでなく、麻酔科医師として無痛分娩(ぶんべん)を考案した偉大な医師。この漫画を通して興味を持ってくれたらうれしい」とPRしている。

きょうから月刊連載が始まる「スノウ」をPRする吉田さん

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