山田さんSUP日本代表 登別出身、19日に世界大会【登別】
「長距離で1位を」資金支援も募る
登別市出身のスタンドアップパドル(SUP)選手、山田健太さん(38)が、19日にアメリカで開催される「2024ICF SUP WORLD CHAMPIONSHIP」に日本代表として出場する。競技を始め3年でチャンピオンになるほどの実力者。「出場するからにはもちろん、1位を取って帰ってくる」と意気込んでいる。
SUPはボード上に立ち、1本のパドルを使って海や湖をこぎながら進むスポーツ。サーフィンよりも大きな板を使用することで、浮力が大きくバランスを取りやすいのが特徴だ。
山田さんは学生時代、バスケットボールに力を入れ、26歳まで実業団で活動。引退後、SUPの動画で興味を持ち、競技を始めた。友人に誘われてレースに出場。「趣味としてSUPをしている人はいるが、一つの競技としてトレーニングしているのは自分しかいなかった」と振り返る。初場の大会では最下位に。しかし「スポーツマンとして火が付いた」と話す。
練習するにもノウハウは全くなかった。寒い時季、湖や海での練習に向いていない道内で技術を磨くことは難しいため、冬季は沖縄へ行くことを決めた。また試合に出場した際はトップ選手に声をかけ、教えを請うなど積極的に行動。その結果着々と実力を付け、競技開始3年で初優勝を果たした。
世界大会に向けて「日本は現在、世界王者が2人いて最も選手層が厚い。その中で代表に入れたことはすごく光栄」と話した。また「勝つことが1番の目標。自分が得意としているロングディスタンス(長距離)で1位を目指す。応援してくれている方たちに、いい報告をしたい」と意気込んだ。
注目を集めているスポーツだが、まだマイナーなため、インスタグラムで海外大会参加への資金支援を呼びかけている。
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