ササラ電車試運転 出動に向け準備万端【函館】
函館市企業局交通部は13日、除雪用車両「ササラ電車」の試運転を行った。雪をはらう竹製のブラシを取り付けた軸が正しく稼働するかなどの点検作業を行い、今シーズンの出動に向けた準備を整えた。
ササラ電車は2両とも1890年代に製造され、東京市電(現在の東京都電)「ヨヘロ形」として活躍した車両が前身。1934(昭和9)の函館大火により焼失した車両を補充するため、当時の帝国電力(現在の函館市電の前身)が譲渡を受け、旅客車として活躍した後、37(昭和12)年に除雪用に改造された。
現在は、後継の軌陸式除雪車の登場や、降雪量の減少から出動回数は減少したが、2023年度は12月17日から今年2月15日まで計4日間出動しており、市電の冬季除雪の一翼を担っている。
この日は駒場車庫内で整備担当者が竹を細かく切り、束ねた「ササラ」約900束を取り付けた「ブルーム軸」のボルトなどに緩みがないことや、駆動用のモーターが動作するかを確認した後、五稜郭公園前までの往復約5キロを試運転した。同部は「故障しないよう、細かな部分も含めてしっかり運行できるよう整備した」としている。
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