函館の未来や課題語る 大泉市長と市内の学生が懇談会【函館】
函館市の大泉潤市長と市内高等教育機関の学生との懇談会「市長を囲むキャンパストーク」が12日、旧函館区公会堂で開かれた。市の将来や若年層の人口流出など地域課題に関し、市長と学生35人が意見を交わした。
若者に市政への関心を持ってもらうきっかけにしようと昨年度に続いて実施。キャンパス・コンソーシアム函館を構成する高等教育機関の在学生を対象とし、公立はこだて未来大、函館大谷短大、函館高専、函館大、函館短大、北大水産学部、ロシア極東大函館校の7校から参加があった。
今回は「函館の未来(10年後)を考える」をメインテーマに据え、内閣府クールジャパンプロデューサーで市フェローの陳内裕樹さんも参加した。
学生からは未来の理想像として、基幹産業の観光のほか、まちとしての継続性、多様性、発展性など市にとって必要な要素が挙がった。市長は違いを乗り越え、誰もが共生するインクルージョンの考えに触れ「普遍的な価値を体現できるまちになるよう考えていく必要がある。それが函館にとってはインクルージョンで、それができれば若い人に選んでもらえるまちになる」とした。
大学卒業後の地元定着に向け、幼少期から地元企業に触れたり、地域の課題解決を体験したりする教育の在り方を望む声もあった。市長は「市政では若い人を巻き込み、意見を吸い上げるような施策を大切にしている。若い世代がチャレンジできる環境づくりにも取り組んでいく」と力を込めた。
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