地域との思い出、いつまでも 涌元小で閉校式【知内】
【知内】涌元小学校(中野聡校長、児童11人)の閉校式が10日、同校体育館で開かれた。多くの卒業生を含む涌元地区の住民ら約190人が来場。4~6年生11人の全校児童の笑顔とともに141年の歴史を刻み、残り約4カ月半となった地域の学びやに思いを寄せた。
式典には西山和夫町長、堂下則昭教育長はじめ、山下幹雄渡島教育局長、谷口康之町議会議長らが出席。中野校長、児童会長の福士瑠海さん(6年)から西山町長に校旗が返還された。
福士さんは地域に支えられた学校生活の思い出を振り返り「残り少ない限られた時間を大切に過ごしたい。それぞれ知内中、知内小に行っても変わらず頑張り続けます」と力を込めた。中野校長は「子どもたちは地域の宝で、地域の元気の源。閉校後も地域全体で子どもたちを育てる素晴らしい伝統とともに活力の笑顔、元気あふれる地域であることを切に願っている」と述べた。
式典後は閉校記念事業実行委員会(田中雄二委員長)による思い出を語る会を開催。全校児童に同校卒の中高生も加わった「涌小ソーラン」でにぎやかに開幕。出席者は手拍子や合いの手を入れて盛り上げた。児童はふるさと発見プロジェクト学習としてが学校や地域の歴史などを掘り下げた学習成果を発表。会場から温かな拍手が送られた。
同校は1883(明治16)年、知内小の分教場として開校し、1901(同34)年に涌元尋常小として独立。戦後47年に涌元小として再出発した。来年3月に最後の卒業生4人を送り出し、在校生7人は4月から知内小に通う。
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