道具に感謝、奉納鍛刀 鞴まつり【伊達】
刀づくりに用いる道具をねぎらい感謝する「鞴(ふいご)まつり」(伊達観光物産公社主催)が10日、伊達市梅本町のだて歴史文化ミュージアム内の刀鍛冶工房で行われ、刀匠や関係者たちが道具にねぎらいと感謝をささげ、安全や健康などを祈願した。
鞴は金属の加工や精錬に使用する火を起こすための送風器。鞴まつりは仕事道具を大切にする職人たちが安全と繁栄を祈願する伝統行事で、同工房では1999年の開設以来、毎年実施している。
神事には同公社の岡田忍代表取締役、伊達市の星洋昭副市長、影山吉則教育長、高田真次道議、関係者、一般参加者らが参列した。奉納鍛刀では、刀匠の渡辺惟平さん、菊地伸拓さんが鞴で真っ赤に加熱した玉鋼を大小のつちで打ち伸ばし、割ることで適材を選別する「水圧(みずへ)し」を行った。
渡辺刀匠は「1年の感謝の思いを込めて打ちました。今年は制作の出来が良く、来年も維持していきたい」と思いを語った。
※影山吉則教育長の「吉」は「土」に「口」
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