カムイルミナ楽しんで 阿寒湖温泉、11日から開始【釧路市】
釧路市阿寒湖温泉地域で観光振興事業を手掛ける阿寒アドベンチャーツーリズム(大西雅之代表取締役)は11日から、自然体験型観光コンテンツ「阿寒湖の森ナイトウォークKAMUYLUMINA(カムイルミナ)」の2024年シーズンを開始する。3日から宿泊客限定でプレオープン。阿寒湖の大自然とアイヌ文化、デジタルアートが融合したアイヌの神々〝カムイ〟の物語は、参加者自身も登場人物の一員のように五感で楽しむことができる。
カムイルミナは、カナダの「MOMENTFACTORY(モーメントファクトリー)」社が手掛けた体験型マルチメディア・ナイトウオーク。自然との共生をテーマにしたアイヌ神話の物語で、来場者はアイヌ民族のつえをモチーフにした「リズムスティック」を手に、プロジェクションマッピングやシノグラフィー(光と音の舞台装置)などのデジタル技術を駆使した多彩な演出や仕掛けの中、同湖畔の遊歩道約1・2㌔を散策する。
2019年7月の誕生以来、初年は3万4000人が来場。20年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止。21年は開催時期の短縮で約1万7000人にとどまったが、22年は2万4300人、昨年は2万3500人が来場した。昨年から英語と繁体語にも対応し、訪日外国人にも好評を博している。
今シーズンは11月9日まで毎夜開催。時期によって開始時刻は異なり、11日から8月9日は午後7時30分~同9時まで。料金は大人(中学生以上)が前売り3000円、当日3500円。小学生は前売り1500円、当日1700円。チケットはカムイルミナ公式サイトや阿寒湖周辺の 宿泊施設などで購入できる。スタート場所は阿寒観光汽船の「まりもの里桟橋」前。
阿寒アドベンチャーツーリズムの柳和宏AT事業部長は「阿寒特有の自然の中、光と音の背景もグレードアップした。初めて体験する人もリピーターの人も新たな発見ができる。多くの人に楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。問い合わせは同社0154(65)7121へ。
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