函館市が今年度から赤ちゃんに道南スギの積み木贈呈【函館】
函館市は今年度から「出生記念品事業」として、赤ちゃんが誕生した世帯に、道南スギを使用した積み木(1セット=12個入り)を贈呈している。市は「地元の特産品を活用した手作りの積み木で親子一緒に楽しく遊んでほしい」と話している。
市は今年度誕生が見込まれる新生児を1200人と想定。財源900万円には森林環境贈与税を活用。道南スギを原料に地元業者が手作したセットで、塗装を一切行わず木の香りや肌触りを感じられるのが特長。また市のロゴマークと市の鳥であるヤマガラがプリントされている。
対象者は2022年4月1日から23年3月31日まで子どもが誕生した世帯のうち、出生時に函館市で住民登録した世帯。出生時に市外で住民登録した後に市内に転入した場合は対象外となる。
積み木は、保健師または助産師の資格を持つ母子保健相談員が、生後4カ月までの赤ちゃんがいる家庭に子育てのアドバイスをする「こんにちは赤ちゃん事業」で家庭を訪問した際に配布する。7月までにすでに訪問を終えている世帯には引換券を送付し、市立函館保健所で随時、積み木と交換してもらう。
市子ども未来部子ども企画課は「道南スギの魅力を知ってもらうことで木育にもつなげてもらうとともに、積み木遊びを通じて親子のコミュニケーションも深めてもらいたい」と話している。
同事業についての問い合わせは同課(0138・21・3964)へ。
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