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函館新聞

末広町にビリヤード喫茶・バー「ライオンのサム」開業【函館】

ライオンのサム店主の高橋さん(左)とリノベーションを手掛けた建築士の富樫さん

 函館市末広町にビリヤードが楽しめる喫茶・バー「ライオンのサム」(高橋達=さとる=店主)がオープンした。長年空き店舗となっていた建物をリノベーションし営業。高橋さん(66)は「気軽に立ち寄れる店を目指すとともに、ビリヤード文化を伝承していきたい」と思いを込める。

 オープンは、市内の語学学校などで日本語教師を務める高橋さんが、5年ほど前まで末広町にあった「亀田屋ビリヤード」から台を譲り受けたことがきっかけ。20代でビリヤードを始め、同店に長年通っていた高橋さんは「台が使われず朽ちてしまうのはもったいない」と開業を決意、市内の建築士、富樫雅行さん(42)に物件探しを依頼した。

 店舗は以前「キングオブキングス」という焼き肉店だった建物で2003年以降は空き状態だったが、富樫さんの建築事務所でリノベーションを手掛け、シックで落ち着いた雰囲気の内装に仕上げた。店名は高橋さんが一番好きな映画「ラスト・ショー」の登場人物が由来となっている。

 店は昨年12月にオープンし、店内にはポケットビリヤード3台、函館には1台のみというポケットがないキャロムビリヤード(スリークッション)の計4台を設置。男性は1時間540円、女性・学生は同420円でプレーでき、ビール、ウイスキーなどのアルコール、コーヒーのほか、軽食も提供する。「帰宅前に立ち寄る、家庭と仕事の間にある場として人が集う空間が理想。店を通じ若い世代にビリヤードの楽しさを知ってほしい」と高橋さん。

 リノベーションを担当した富樫さんは「ライオンのサム」がある建物を「街角ニューカルチャー」と名付け、マルシェイベントを開くなど複合ポップアップストアとして活用。事務所も5月に建物内に移転した。富樫さんは「ライオンのサムをきっかけに若い世代が足を運び、自分のやりたいことに挑戦できる場所をつくっていきたい」と展望する。

 ライオンのサムの営業時間は月~水曜が午後2時~11時、金、土曜は午前11時~午前0時、日曜祝日は午前11時~午後11時。木曜定休。

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