サイトを開設に合わせ、ＥＣ企画課を新設した道水

　函館市豊川町の水産物卸売業、道水（高野元宏社長）は、同社の自社製品を販売するＥＣサイトを開設した。サイト運用に合わせ、本社内にＥＣ企画課を新設し、今月から販売を開始している。

　同社ではイカやホタテといった海産物を北斗市内にある工場で加工し、道内や全国に向け販売。２０２０年春以降、新型コロナウイルスまん延で巣ごもり需要が堅調となる中、昨年から大手通販サイト「アマゾン」での自社製品の販売を行ってきた。

　今回、地場で製造した商品を函館など地元の消費者に産地直送で送料を抑え届けたいとＥＣサイトを開設。サイトの運用を手掛けるＥＣ企画課では注文を受け付け、商品発送までの手続きを担う。

　サイトではホタテ、ズワイガニ、タコといった海産物を使った高級松前漬け・綺羅漬や、磁力を活用し食品細胞を壊さず冷凍するプロトン凍結技術を使った道産プロトンホタテなど約２０種類を扱う。税込み１万２０００円以上の購入で送料無料。ギフトラッピングは無料で受け付ける。

　小西英樹総務部長は「今後は商品展開を徐々に増やしていきたい。家庭用のほか、夏のギフトとしてもぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。サイトは二次元コードからアクセスできる。

道水のＥＣサイトの二次元コード