【根室】ねむろ水産物普及推進協議会（愛称・まるごと根室）は１２月１６日、市総合文化会館で「浜の母ちゃん直伝！根室おさかな漬物教室合同試食会」を開き、受講者らが漬物の出来栄えを確かめた。

　同教室は２００７年から開催しており、今回で１７年目となる。根室市内各漁協女性部が講師となり、１１月に「秋鮭（さけ）の飯寿（いず）し」「さんまの飯寿し」「ますのはさみ漬け」「こまいの切り漬け」の４回を指導。市内や釧路、別海などから延べ６０人が受講した。

　この日の試食会には、関係者含めて７０人が参加したほか、漬物以外にも「秋鮭のチーズフライ」「昆布と柿のサラダ」「灯台つぶのとびっこ和え」「さんまの唐揚げ」など、各女性部自慢の料理が並んだ。

　竹本勝哉副市長が「友人やお子さんなどにも作り方を広く紹介していただき、根室のおさかなを使った漬物づくりのＰＲ大使として協力をお願いします」とあいさつ。各漁協女性部長が「生徒さんの心がこもっていますので、出来上がりはばっちり」などと漬物の出来栄えについて太鼓判を押した。

　参加者らは自分で漬けた漬物の仕上がりを確かめるように味わったほか、女性部が用意した料理も堪能。秋鮭の飯寿しの教室に参加した市内の成山調子さん（６９）は「いい具合に漬かっていておいしかった。来年は家で秋鮭の飯寿し作りに挑戦したい」と話していた。

漬物の出来栄えを確かめた合同試食会