クロマツ枝打ちに励む えりも岬の緑を守る会 イキイキ森林づくり・植樹祭【えりも】
【えりも】えりも岬の緑を守る会(会長・坂本好則えりも漁協組合長)主催の「イキイキ森林(もり)づくり事業・育樹祭」が6日、百人浜国有林内で行われ、約130人が参加して、クロマツ林内の枝打ち作業に励んだ。
参加団体は、えりも漁協、えりも岬連合自治会、航空自衛隊襟裳分屯基地、日高南部森林管理署、北海道森林管理局、日高振興局、えりも観光協会、ひだか南森林組合、町、町教委、町議会、日高信金えりも支店、町商工会、えりもロータリークラブ、町郷土資料館北緯42度の会、セブンイレブン記念財団など18団体。
大西正紀町長はあいさつで「豊かな森が再生された森林と沿岸海域では、ブルーカーボンが蓄積されている。緑化事業の足跡を映画化する『北の流氷』(仮題)のロケは来年7月にクランクインの予定。コンブ漁期に入るが、完成に向けて協力しよう」と呼び掛けた。
坂本会長も「地元以外からも、枝打ち作業に参加は有り難い。今後とも緑を守る会の活動に協力を願う」と期待。
参加者らはえりも治山事業所の宮崎亙治山技術官から、ノコギリの取り扱いと作業中の注意点の説明を聞いた後、植樹から30年以上経過したクロマツが、枝をくねらせながら密集する薄暗い林内に入った。
クロマツの枝を頭の高さまでに切り落とす作業に約1時間ほど励むと、林内には柔らかな陽射しが地面まで届き、時折小鳥のさえずりも聞こえて、作業効果の手応えと充実感に満足ぎみ。過去に枝打ちを終えていた林内には色ずく紅葉が彩りを添えていた。
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