【名寄】道北なよろ農協(村上清代表理事組合長)は、アルファー食品株式会社(島根県出雲市大社町、林隆史代表取締役)との共同開発で、名寄産もち米100%の「すぐ炊けるお赤飯」を発売。炊飯器で手軽に本格的な赤飯を作れるのが特徴で、同農協では初のもち米加工食品の商品化となる。14日午前11時からふうれん地域交流センターで発表会・試食会を開いた。
同農協では、新たな名寄市の特産品づくりと地域の魅力を全国に発信しよう―と昨年から商品開発を構想、今年に入って具体的に進めてきた。
日本一のもち米生産量を誇る名寄産もち米を100%使用し、多くの人たちにおいしさと、もち米の魅力を届けるため、アルファー食品と共同開発。防災用品販売やオンラインショップ販売などを行う株式会社ムラカミ(札幌市中央区、村上和輝代表取締役)が企画を担当した。
アルファー食品では、炊いたり、蒸したりした米を急速乾燥させる「アルファ化」という独自の技術を持っており、これまでにももち米を使った赤飯、おこわなどの商品を販売。名寄産もち米100%の商品は初めてとなる。
また、赤飯を通して日本の伝統食文化を広めるため、一般社団法人赤飯文化啓発協会を立ち上げている。
「すぐ炊けるお赤飯」(3人前)は、アルファ化されたもち米、道産の小豆、ごま塩がセットになっており、炊飯器に入れて炊くだけで手軽に本格的な赤飯を作ることが可能。早炊き機能では25分ほどで炊き上がるとのこと。
「すぐ炊けるお赤飯」は、価格1200円(税抜き)。道北なよろ農協資材店舗(名寄市風連町本町)、ムラカミのオンラインショップ「株式会社本舗・com」で販売。今後は市内や道内の店舗、名寄市のふるさと納税返礼品としても取り扱う予定。
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