帯広駅に直結する商業施設エスタ帯広(辻貴章支配人)西館では1日から、月替わりでラーメン店が出店するイベント「北海道ラーメン紀行」を開催している。札幌など道内の人気店が期間限定のテナントとして営業することで、駅周辺の会社員など、エスタ帯広の利用客を拡大したい考えだ。
辻支配人は前任の旭川市の商業施設でも同様のイベントを運営、固定テナントではなく月替わりにすることで、来店頻度や施設情報への注目度が高まるという利点があったという。また、「短時間で食べられるラーメンは会社員の昼食などの需要もある」(辻支配人)と、観光客や出張客の利用が多いエスタ西館として、これまで少なかった地元客の獲得を狙う。
4月は、ニューヨークラーメンコンテストやラーメンエキスポでグランプリに輝いた札幌の「in EZO(イン エゾ)」が出店。「札幌味噌じゃが白湯ラーメン」などを提供する。
札幌市の製麺会社と協力して出店者を探し、現在は約6カ月先まで出店の見通しが立った。エスタ帯広は1年以上のイベント継続を目指す。辻支配人は「出張、観光の客だけでは、コロナ禍などのダメージが大きい。安定して足を運んでくれる地元客を得るためにも、飽きさせない施設運営をしていきたい」と話している。「in EZO」の出店は25日まで。営業時間は午前11時~午後7時45分(同7時ラストオーダー)。
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