正月の食卓を彩る「おせち」の商戦が本格化している。今年は大型店の閉店を受けて販売数量を増やすホテルなどもあり、各店とも販売促進に力が入っている。関係者によると、おせちの予約開始時期は年々早まっており、11月中には売り切れの商品も出てくるという。
イオン帯広店は9月中旬から、食品レジ前におせち商品を写真付きで紹介する大型パネルを掲示し、無料カタログも配備。北海道版では、同社オリジナルおせちや有名料亭・ホテル監修商品など約28種類を扱う。
10月から店頭予約が入り始め、現時点での一番人気はトップバリュの和風3段重「慶(よろこび)」(1万800円)。特別感のある3万~4万円台の高級おせちも需要があるという。
例年は1万円台の手頃感のあるものと3万~4万円台の高価なものに二極化する傾向にあり、今年も傾向は変わらないとの見方。曽根田真食品販売課長によると「近年おせち市場は多様化しており、健康志向やペット用おせちなども注目されている」という。
十勝ガーデンズホテル(帯広市)では、同ホテルの「けやき」ブランドで今年も「おせち二段重」(1万6800円)を販売。ボイルロブスターやアワビなどの華やかな高級食材をメインに全24品が盛り込まれている。
藤丸閉店の影響で、昨年は用意した50組が2週間ほどで完売したことから、今年は数量を倍に増やして100組分を受け付ける。10月24日から受け付けを開始し、すでに半数ほど注文が入っているという。石川遵料飲課支配人は「正月感たっぷりの豪華な内容だが、手に取りやすい価格とサイズ感にしている。年末年始限定の洋風オードブルと合わせて楽しんでほしい」と話している。
そのほか、オカモト(帯広市)が管理する「道の駅おとふけ」(音更町)内の販売店でも、おせちの予約を数量限定で受け付けている。熊谷嗣幸マネジャーが元藤丸の食品課長だった縁で、これまで十勝では藤丸でしか買えなかった老舗日本料理店「なだ万」(東京)のおせち(冷凍)を販売している。
関連記事
焼き魚をテークアウトで 移動販売「えぞ吉」が専門店開業【帯広】
魚の移動販売が人気だった「えぞ吉」(樽美拓哉代表)は22日、帯広市西21南2に「魚の炭火焼き専門店えぞ吉」を開業する。自家製の干し魚を浦幌木炭で「じっくり丁寧に焼いた」(樽美代表)商品などをテー...
「ほたてチリバーガー」で室蘭PR、みなとオアシスsea級グルメ全国大会 ..
みなとオアシス室蘭運営協議会(立野了子会長)が考案した「ほたてチリバーガー」が、9、10の両日、鳥取県で開かれた第15回みなとオアシスsea級グルメ全国大会で、優秀賞を受賞した。関係者は2年連...
十勝食材のイタリアン提供 27日、北海道ホテル【帯広】
地場食材を使用したイタリアンのフルコースを楽しむ食イベント「十勝イタリアーノマンジャーレ」(実行委員会主催)が27日、帯広市内の北海道ホテル(西7南19)で開かれる。 ワインやチーズ、小...
「すぐ炊けるお赤飯」発売・名寄産もち米100%使用
【名寄】道北なよろ農協(村上清代表理事組合長)は、アルファー食品株式会社(島根県出雲市大社町、林隆史代表取締役)との共同開発で、名寄産もち米100%の「すぐ炊けるお赤飯」を発売。炊飯器で手軽...
道の駅イチオシメニュー決定 ふわとろドリア、あんバターどら焼き【音更】
道の駅おとふけの出店9飲食店でつくる「道の駅おとふけ飲食分科会」(リーダー・阿部利徳らぁめん藤代表)は11日、飲食部門とテークアウト部門のイチオシメニューを選定した。飲食部門は「ふわふわチーズと...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
2函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
3釧路の漫画家吉田さん、「スノウ」配信開始【釧路市】
4道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】