おでリハ推進協、健康プログラムを本格展開 タニタヘルスリンクと連携【函館】
高齢者の健康づくり支援を進める「おでかけリハビリ推進協議会」(松田悌一代表理事)は10月から、健康管理のサービスを提供するタニタヘルスリンク(THL、東京、土志田敬祐社長)と連携した「おでリハ健康プログラム」を本格展開する。体組成計などで計測したデータを蓄積して参加者の健康づくりに生かすほか、参加特典として得られるポイントもデジタル化し、さらなる取り組みの充実を図る。
おでリハは買い物やレクリエーションで高齢者の外出の機会を創出するとともに、函館朝市など商業施設の活性化を目指す「商福連携」の取り組みとして2017年にスタート。昨年9月から朝市ひろばで定期開催している健康プログラムでは、THLがアドバイザーとして協力。タニタ社製の業務用体組成計を使い、ボディバランスや筋肉量、体脂肪といったデータを通じ健康状態を可視化。管理栄養士などによるセミナーを通じて数値の改善に努める。4月から朝市ひろばでの開催は「函館市シニア大学」の事業に移行し、6月からはテーオーデパートで定期開催している。
THLの「タニタ健康プログラム」は全国約170の自治体・法人で採用。参加者の活動量計やTHLの歩数計アプリなどを介して個人認証し、体組成計で測定したデータを健康管理サービス「からだカルテ」に蓄積。測定を継続することで、健康データの変化や推移が可視化される仕組みだ。また、これまで参加特典として進呈していた「おでかけコイン」はTHLのポイントプログラムを活用して「おでリハポイント」として付与。今後は計測回数や歩数も付与対象に広げる予定という。
本格展開にあたり9月30日に開いた記者会見で土志田社長は「新型コロナウイルス禍で高齢者の外出機会が減る中、商業施設など生活の動線で健康づくりができる魅力的な取り組み。引き続き協力していきたい」と期待を込めた。
今後、同協議会では湯の浜ホテル(湯川町1)での開催(27日)も予定し、湯の川エリアでの定期開催も視野に入れる。松田代表理事は「健康プログラムへの参加者はだんだんと増えてきている。THLとの連携・本格展開を機に、各エリアで健康増進を進め、一人でも多くの人に参加してもらえるよう取り組んでいきたい」と話していた。
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