新機材使い車から救出 市消防団29人が訓練 大規模災害想定【帯広】
帯広市消防団(宮坂寿文団長)は24日、帯広消防署柏林台出張所に12分団の代表者29人を集め、大規模災害想定訓練を実施した。団員らは万が一に備え、署員の指導に耳を傾けながら訓練に精を出した。
災害に対する団員の対応力強化が目的。冒頭、三上栄副団長が「災害が増加し、激甚化している。帯広でもいつでも発生し得る。安全・安心で市民が生活できるよう、しっかりと訓練を」とあいさつした。
この日は車両の破壊、倒木の切断、要救助者救出の訓練を実施。チェーンソーや油圧ジャッキ、車両破壊器具など、近年導入が進められてきた新しい資機材を使用し、帯広消防署特別救助隊員9人の指導の下、約2時間の訓練を行った。三上副団長は「大変良い訓練だった。今後も備えたい」と話していた。
25日には帯広第3分団に、総務省から貸し付けを受けた「小型動力ポンプ付き積載車」が導入される予定で、24日午後に同分団に使用方法などの説明が行われた。寺内寿雄分団長は「災害に対する装備が充実している。使う機会がないのが一番良いが、いざというとき、適切に運用できるようにしたい」と語った。
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