【新ひだか】静内農業高（佐藤裕二校長、生徒１２８人）で17日、生徒が生産・製造した野菜、農産・畜産加工品、草花を販売する「ウィンターフェア」が同校体育館で開かれ、大勢の買い物客が訪れてにぎわった。

　季節ごとに、同校の特色を生かした生徒の実習教育成果を保護者や地域住民に披露・還元する人気のイベント。新型コロナの影響により２年ぶりの開催となり、感染防止対策を徹底した。

　１年生が中心となり、開会で生徒代表の原田真緒さん（生産科学科１年）は「真心込めて作った、ポインセチアの花やアイスクリーム、三升漬けなど楽しみながら買い物をしてほしい」とあいさつ。

　各コーナーに大豆や小豆、虎豆の野菜、アイスクリームなどの畜産加工品、トマトジュースやうまみそなどの農産加工品、クリスマスの花・ポインセチア、シクラメンなどここでしか購入できない商品が並んだ。

　午後１時15分の販売開始時間より１時間前に同校を訪れる人がいるなど、体育館の各販売コーナーには行列ができ、生徒たちは、接客やレジ打ち、商品の補充など対応に追われていた。

　古川町から友人と２人で訪れた主婦は「シクラメンと三升漬けを買いに来ました。毎回来ており、安くて素晴らしいものばかり」と話していた。

この日は、静内警察署刑事・生活安全課の奥塚敬起（けいき）係長ら署員２人も参加。買い物客にチラシやポケットティッシュを配布し、防犯や特殊詐欺、交通安全などを注意喚起した。

大勢の買い物客が詰め掛けた静内農高のウィンターフェア