アプリ開発イベント「ハッカソンキャンプ」 工学院生チーム優秀賞【登別】
学びの成果発揮
アプリ開発イベント「登別ハッカソンキャンプ」で、日本工学院北海道専門学校ITスペシャリスト科の学生を中心としたチームが優秀賞(1位)を獲得した。学びの成果を発揮した学生たちは、将来の飛躍を誓っている。
日本青年会議所北海道地区協議会と登別市が、マイクロソフト社などの協力を得て初めて企画。9月にオンライン開催した。参加者21人が3チームに分かれ、地域課題解決アプリなどを2日間で開発。完成度やアイデアを競った。
同科と情報処理科の工学院生5人は高校生らと8人でチームを組み、地域の魅力を発信するサイトづくりに挑戦。マイクロソフトのクラウドプラットフォームを使った情報サイトを完成させた。
特定のハッシュタグ(検索目印)と写真を付けてツイッターに投稿すると、サイト上に写真が蓄積される機能を活用。市民全体で情報を共有できるサイトに仕上げた。
中心を担ったのがITスペシャリスト科の松田一樹さん(20)と大久保碧さん(20)でチームをけん引した。松田さんは「出身地函館の観光サイトを参考にしました。登別は温泉以外の魅力を発信しきれていない」と話した。
大久保さんは「ハッカソンでは時間が足りなかった」と悔しさをにじませながら、「将来は新しい技術を開発する研究者になりたい」と目を輝かせた。
情報処理科の池上翔太さん(20)は「自身の力不足を感じた。もっとスキルを高めたい」、廣田佳樹さん(20)は「いい経験になった。もっといろいろなハッカソンに参加してみたい」と目標を語った。
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