北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

室蘭民報

法務大臣表彰優秀賞 本紙掲載、登別市の人権啓発広告【登別】

法務大臣表彰優秀賞の表彰状と盾を持つ竹原室長(左)と今野主査

児童虐待、自分事と捉えて

 登別市が2023年11月1日付の室蘭民報朝刊に掲載した新聞広告「11月は『秋のこどもまんなか月間』です~あなたしか きづいてないかも そのサイン~」が、法務省の24年度人権啓発資料法務大臣表彰で優秀賞を受賞した。イラストや簡潔な文章により目を引くデザインを用いた表現で、訴求力の高い広告として高く評価された。

 同表彰は、人権思想の普及促進を図る目的で、地方公共団体が作成した新聞広告、出版物、ポスター、映像作品など人権に関する啓発資料を法務大臣が表彰している。24年度は全国から991点の応募があり、最優秀賞1点、優秀賞4点を選出した。新聞広告部門では登別市が唯一の受賞となった。

 受賞した広告は、児童虐待防止について地域住民の協力の必要性を強調し、「こんな子が心配」「親御さんからもサインが出ています」と、虐待を受けている子どもや家庭環境の特徴をイラスト付きで掲載した。

 受賞理由では「多様な視点での構成となっており、読者が児童虐待を自分事として捉えやすい内容」とLINEや電話での相談窓口を案内した点などが評価された。

 広告を掲載した保健福祉部こども家庭グループこども相談室の竹原敏文室長は「こういう広告が一番良いという正解がない中で、どうしたら分かりやすく伝えられるかという目線で制作した」と振り返る。

 児童虐待を未然に防ぐための連絡は増えており、今野威一郎主査は「当事者である子どもや親の気付きにつながり、広告を目にした読者の方が虐待防止を自分のこととして捉えてもらえたら」と呼びかけている。

 表彰は昨年末に札幌法務局室蘭支局で行われた。表彰状や表彰盾、広告は市役所本庁舎1階ロビーに展示している。

関連記事

十勝毎日新聞

患者情報を多職種で共有 医師会がネットワーク 300施設参加【十勝】

 十勝医師会(大庭滋理会長)は、管内の医療機関や介護施設が共通のICT(情報通信技術)ツールを使い患者情報を共有する「十勝医療介護情報共有ネットワーク」(愛称・とかち月あかりネットワーク)の取り組...

十勝毎日新聞

ダムでシイタケ栽培を 管理者の官民4機関連携【新得】

 新得町内のダムを管理する帯広開発建設部などは、ダム関連施設を活用し、町の特産である原木シイタケを栽培する「きのこプロジェクト」を計画している。町内のダムの管理者である帯開建、帯広建設管理部、北...

十勝毎日新聞

町産小麦ビール念願の醸造免許 RIKKA【浦幌】

 不耕起有機栽培の浦幌産大麦でクラフトビールの醸造を目指す合同会社「RIKKA」(札幌市、鈴木將之代表)は23日、発泡酒製造免許を取得した。3月中に浦幌町内の工場で、町産大麦を一部使った最初の仕込...

室蘭民報

大林組、東亜建設工業「柏鶴」/清水建設「BLUE WIND」、SEP船“共..

 ゼネコン大手・清水建設(東京)の自己昇降式作業台船(SEP船)「BLUE WIND」が23日、母港とする室蘭港崎守ふ頭に帰港した。崎守ふ頭では大林組と東亜建設工業(ともに東京)のSEP船「柏鶴...

室蘭民報

「落ちないホタテ」で応援、合格祈願お守り 受験生らに噴火湾とようら観光協..

 豊浦町の噴火湾とようら観光協会(金丸孝理事長)は、今年も荒波にもまれても落ちることなく水揚げされるホタテの貝殻で作ったお守り「落ちないホタテ」を制作。23日には神社で合格祈願し、高校受験を控え...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス