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室蘭民報

あれ?室蘭港内で…スケソウ好調 高い海面水温、岸壁に姿現す【室蘭】

体長約50センチのスケソウを釣り上げ、笑顔を見せた釣り人

 昨年末ごろから、室蘭港でスケソウダラが釣れている。港内では道内から集まった釣り人たちが連日さおを出し、釣果を上げようと奮闘している。水産関係者によると、スケソウは主に沖合で獲れる魚で、投げ釣り可能な岸壁で釣れるのは珍しい現象だという。

 15日、築地町では、午前9時の気温が氷点下2・7度となった寒さの中、早朝から10人ほどがさおを下ろしていた。午前4時ごろから釣り始めたという札幌市の山口則康さん(67)は、6時ごろに体長約40センチがヒットし「まず1匹釣れてうれしい」と喜んだ。16日まで粘るという。山口さんは「先週は150匹釣った人もいた」とも話した。

 市内知利別町の大渕幸太さん(23)は「よく釣れている様子を見て、自分も狙いたくなった。来たからには釣りたいですね」と意気込んだ。

 入江町の岸壁にも、室蘭市内をはじめ、苫小牧市や札幌市などから30人ほどが集まった。タラコやタチの入りは「少ない」と言うが、体長40~50センチサイズを手にした苫小牧市の岩野観さん(34)は「午前6時半から場所を変えながら狙った。たくさん釣れるのは楽しい」と笑顔を見せ、「鍋やムニエルにして味わいたい」と話した。

 気象庁によると、1月の内浦湾の海面温度は平年をやや上回る7~8度で推移している。道立栽培水産試験場(舟見町)によると、スケソウは普段、沖合の水深300~400メートル付近に生息しているが、この時季は産卵期を迎え、深さ数十メートル前後の沿岸に移動するという。

 しかし、同試験場調査研究部の渡野辺雅道研究主幹は「港内の岸壁にまで寄ってくるケースは、過去にあまりなかった」と話した。

岸壁でスケソウのアタリを待つ釣り人たち=15日午前11時15分ごろ

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