論語の展示会への来場を呼びかける孔さん

　中国の思想家・孔子の教えをまとめた「論語」を身近に感じてもらおうと、論語にまつわる資料の展示会が登別市緑町ののぼりんで開かれている。１４日まで。

　先人・先達の知識の伝承を目的に、孔子の教えを広めるパネルや論語をテーマにした書道作品など計３３点が並んでいる。

　展示されている書道作品の「徳不孤、必有鄰」は「人徳のある人は孤立しない、必ず共鳴し助力する人が現れる」ことを意味しているという。

　資料を提供し、自ら解説も行っている７６代目子孫、孔佩群（こう・はいぐん）さんは「たくさんの人たちを魅了してきた世界を現代の視点で読み解く展示会。２５００年を超えても色あせない論語の教えに触れてほしい」と来場を呼びかけている。