子どもたちをおもてなし 課題研究の網走桂陽生 「子ども食堂」開く【網走】
【網走】網走桂陽高の3年生がこのほど、地域の小学生を招いて「学校子ども食堂」を開いた。集まった子どもたちは、高校生のお兄さん、お姉さんとゲームを楽しみ、手作りの昼食に舌鼓を打った。
食堂を開いたのは、同校商業科の授業「課題研究」に取り組む生徒で、伊藤音羽さんをリーダーに五十嵐未流さん、伊藤莉々華さん、越智優月さん、中浜蓮さん、道中優太さん、山田明日香さんの7人グループ。
子どもの孤食増加、またコロナ禍の影響で食事を取りながら交流する機会が減っていることから、食事やレクリエーションを通じて子ども同士が関わる機会を提供しようと企画。併せて、実践的な活動を通して課題解決能力を身につけ、社会に貢献するねらいもある。
子ども食堂の開催に向け、7人は網走潮見小で開かれている子ども食堂にスタッフとして参加し、ノウハウを学ぶとともに、当日はどんなレクリエーションをするか、食事のメニューは何にするかなど、計画を練り上げてきた。
当日、参加したのは同校と同じ向陽ケ丘にある網走中央小の児童約30人。さっそく、かくれんぼや鬼ごっこ、ビンゴ大会などで子どもたちが交流した。
7人もゲームの内容を説明したり、子どもたちが戸惑ったり孤立することのないようエスコート。食事の時間が来るころには、みな「ねえねえ」と慕われるようになった。
あれこれと楽しんだところで、待ちに待った食事の時間となったが、みな「もう、おなかがペコペコ」「早く食べたい」と、待ちきれない様子。
7人が用意したのは、キーマカレーとフルーツポンチ。席についた子どもたちに配膳し、飲み物を注ぎ終えると、全員で「いただきます」のあいさつ。子どもたちは、さっそくキーマカレーをほおばると「おいしい」と笑顔を浮かべていた。
7人も一緒に席につき、子どもたちと会話を楽しんだり、飲み物のおかわりをして回るなどしていた。
リーダーの伊藤音羽さんは「コメが高騰したりと、予算のやりくりが大変だったが、ずっと実現したかったので、子どもたちに喜んでもらえてうれしい」と話していた。
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