カフェマップを手に笑顔を見せる堀井市長と伊達開来高校生

　伊達開来高校の生徒が市内のカフェ店をまとめた「カフェマップ」を作製した。若者の視点で端的に店の特徴などを紹介している。「多くの人たちに活用してほしい」と伊達市に寄贈した。

　だて学の授業の一環で商業情報（ビジネス）班の中田一華さん（３年）、齋藤陽和さん（同）、畑谷望歩さん（同）が作った。３人は春から構想を練り、夏に５店舗を取材した。

　同マップはＡ４判カラー三つ折り。店舗名はもちろん、自分たちで撮影した料理や店内の写真、コメントを掲載。多いところで４、５回通った店もあるという。ＱＲコードを掲載し、スマートフォンなどで読み込むと地図を検索できる。

　３人が１１月２９日に市役所を訪れ、堀井敬太市長に１００部を手渡した。市は本庁舎、市観光物産館などに置く予定。堀井市長は「若い視点でまちづくりに参加していただき、伊達の良いところを紹介してくれてありがたい」と笑顔を見せた。

　またカフェにアンケートの協力を依頼し客層などを調査。観光客の来店が少ないことを裏付けたという。今後、作製した同マップを観光客らの市内周遊時に役立ててもらう考え。

　齋藤さんは「飲食、カフェ系で知っているところを含め、多くの人に行ってほしいところを選びました」、中田さんは「伊達市民にもぜひ見てほしい」、畑谷さんは「このチラシを見てお店に行ってみたいと思ってほしい」とそれぞれ述べた。