読書感想文コンクールの入賞者ら。前列左が道教育長賞受賞の古田さん

　第６４回帯広市児童生徒読書感想文コンクール（市図書館、市学校公共図書館研究会主催）の表彰式が１１月２３日、帯広市図書館で行われ、最優秀賞の５人を含む小・中学生３０人に賞状が贈られた。低学年の部で最優秀賞に選ばれた古田葵唯（あおい）さん（つつじが丘小２年）は、第７０回青少年読書感想文全道コンクール（北海道学校図書館協会主催）で北海道教育委員会教育長賞を受賞した。

　表彰式では、市図書館の永田拓也館長と市学校公共図書館研究会の鈴木宏和会長が受賞者に賞状を贈った。

　古田さんは、マヤ・マイヤーズの「おちびさんじゃないよ」を読み、「本とうの大ものになるために」との題で感想文を書いた。「自分と似た体の小さな女の子が頑張るのが面白かった。賞に選ばれてうれしい」と喜んでいた。

　コンクールは子どもや若者が本に親しむ機会をつくり、読書の習慣化を図ることや、豊かな人間性を育み、考えを正しい日本語で表現する力を養うことなどを目的に毎年開催されている。今年は小学校４０点、中学校１８点の計５８点の応募があった。