渡島のブリをたっぷり使った弁当をＰＲするコープさっぽろのスタッフ

　渡島総合振興局は、渡島管内で水揚げが急増するブリの消費拡大をＰＲするため、道南のコープさっぽろ全１２店舗とスーパー魚長系列全１５店舗で「渡島のブリ弁当」を販売している。ブリかつが３個入ったボリュームたっぷりの弁当で、振興局は「旬のブリをたくさん食べて」と呼び掛けている。１２月３日まで。

　振興局の独自事業（２０２０～２４年度）の最終年度に成果として開発。函館市南茅部産ブリの切り身（１切れ４０グラム）を、かつにして３個載せたほか、ご飯、ポテトサラダ、ミニトマト、レモンが付く。

　各店舗の総菜コーナーには、振興局がデザインを考案したのぼりを立て、商品棚には振興局職員が手作りした広告（ポップ）も飾っている。弁当にはオリジナルシールも貼り、特別感を演出している。

　１週間で１０００個を販売予定。振興局がブリを買い上げて提供するため、１個３８７円。振興局水産課によると、２０２３年（１～１２月）の渡島管内でのブリ水揚げ実績は７７６２トンで、２４年も前年並みの７５００トンの水揚げを見込んでいる。

　榊原滋漁政係長は「ブリは高水準で水揚げされており、旬のブリを味わってぜひファンになってほしい」と話している。