安田講師の助言をメモしながら、マスターしようとする参加者たち

【日高】町教委主催の令和６年度成人講座「ＨＩＤＡＫＡ′ｓ キッチン～イタリア編～」が16日、門別総合町民センターで開かれ、31人が参加してイタリア料理の調理法を学んだ。北海道日高乳業協賛。

　成人講座は平成９年からスタートし、途中コロナ禍で休んだが24回目を迎えた。今回は町内産の乳製品を使ったイタリア料理の講習会。講師は町富川のイタリアンレストラン「ＪＵＮ　ＤＩＶＩＮＯ」のオーナーシェフ安田淳さん。

　安田さんは、２０００年（平成12年）３月　光塩学園調理製菓専門学校卒。同年４月からイタリア料理店に勤め、２０１２年（平成24年）から、本場イタリアに渡り、ピエモンテ州などで本格的に修行。16年（同28年）１月に町内でイタリアンレストラン を開業した。

　開会で武田啓嗣教育長は「楽しく美味しい料理を覚えて家庭でも作ってほしい」、日高乳業の瀬戸口裕二社長は「ネスレから会社を引き継いで38年が経過。今日はわが社の食材をふんだんに使い、みんなで楽しく料理を作り味わってほしい」とそれぞれあいさつ。

　この後、参加者たちは４グループに分かれて調理を実践。安田さんから細かくアドバイスを受けながら「パスタ～地元野菜のトマトクリームソース　モッツァレラチーズ添え」「鶏もも肉のクリーム煮」「プラリネとチョコレートのセミフレッド」の三品に挑戦し、出来上がった料理を試食した。

　参加者の永谷成江さんと川上陽子さんは「初めて料理教室に参加した。いつも家庭では使わない材料で作っているので出来上がりが楽しみ。覚えて家に帰って家族に作ってあげるつもりです」と話した。