東海大生、根室海鮮で簡単調理品4品試作【根室】
【根室】市と協定を結ぶ東海大学海洋学部の学生2人が、根室産水産物を使った製品を試作開発した。レンジで``チン、、するレンジアップ製品やレトルト製品など簡単調理品4品で、いずれも花咲ガニやホッカイシマエビ、アサリなどの具材が豪快に並ぶ。4品とも花咲ガニの殻粉末を加え、風味を増しているのも特徴。今後はコストの見直しと市内業者による商品化を目指す。
開発に携わったのは、同大食品工学研究室で食品科学を専攻する4年生の北原大我さん(22)と伊藤翼さん(22)。10月上旬に来根、市水産加工振興センターで「即食簡便食品」と花咲ガニ殻の食品素材化をテーマに研究を重ねた。北原さんは「花咲ガニのお茶漬け」「海鮮パエリア」、伊藤さんは「ブイヤベース」「海鮮チゲ」を担当した。
「料理をしない」という北原さんは、インターネットで調べながら根室産海産物の風味を生かす工夫を、茶漬けはだしに試行錯誤を重ねたという。「料理が得意」という伊藤さんは「若い人はまな板を持っていない人が多い」として、具材と器がセットになった製品で、レンジで温めるだけで食べることができるようにした。
また、伊藤さんは「発表はできなかったがお酒のあてになればと思い『サンマの燻製(くんせい)』を試作した。上品な味に仕上がった」と自信を見せた。
カニ殻の食品素材化について、同センターの城田博昭所長は「さらに細かく粉砕する必要がある」としながらも、2人は「魚介風味の持続性が高まる」として4品に積極的に活用したという。城田所長は「今後、成果報告会で技術移転を行うなど、商品化実現に向けた取り組みを進めたい」と話している。
市と東海大学海洋学部は2010年度に相互協力協定を締結。以来、同大の学生を受け入れ、商品開発に取り組んでいる。これまでに商品化されたのは3種のパスタソースで、ふるさと納税の返礼品や明郷の伊藤牧場などで販売している。
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