看護の道へ進む決意を新たにした１年生

浦河町東町の浦河赤十字看護専門学校（大柏秀樹学校長）の「第35回戴帽式」が1日、浦河赤十字病院で開かれ、今春同校に入学した１年生７人が、看護の道へ進む決意を新たにした。

　病院や学校関係者、来賓保護者らが見守る厳かな雰囲気の中、男子学生は胸に赤十字のバッジを女子学生は白いナースキャップを戴きキャンドルを手に、看護師としての必要な考え方や心構えなどが込められたナイチンゲール誓詞を斉唱。上級生15人が作るキャンドルロードをゆっくりと歩いた。

　大柏学校長は式辞で「柔軟な心を持ち学び続けてほしい。多くの壁や困難にぶつかると思うが、今日の感動を胸に初心を忘れずに乗り越えて、豊かな人間性を持った優しい看護師になってほしい」と激励した。

　戴帽者を代表して中村美羽さん（19）＝札幌市出身＝は、「赤十字看護学生として学ぶ今、技術や知識を習得するとともに、いかなる状況でも患者に寄り添うことができるよう成長していきたい。一人ひとりの患者さんに真摯に向き合い患者さんの心と体を支えていくために学び続けていく」と誓いの言葉を述べた。