やきとりの一平本店(室蘭市中島町)が10月5、6の両日、長野県で開かれる全国のご当地やきとり店が集うイベント「やきとりJAPANフェスティバル2024in信州上田」(実行委主催)に出店する。同フェスへの出店は2年連続。昨年より本数を増やし「室蘭やきとり」のさらなる周知を図る。
同イベントは、やきとりを通じて食を楽しんだり地域間交流を図るなど、やきとり文化を向上させようと2007年に始まった「全国やきとリンピック」の後継。昨年は山口県で初開催して約5万5千人が訪れるほどの人気イベントとなった。今回は同店のほか、旭川と砂川両市、山口県や愛媛県などから14店舗が出店する。
同店は1950年創業。提供する室蘭やきとりは仕入れにこだわり、道産豚肩ロースとタマネギを串焼きし、創業以来継ぎ足しながら受け継がれてきた秘伝のタレにくぐらせるのが特徴。
昨年同店は約5千本を用意していたがイベント終了を待たずに完売した。同店を運営する一平舎の石塚千津代表取締役は「室蘭やきとりが認知されてきていると肌で感じた」と実感を込める。
同店は今年、8千本を用意する。石塚代表取締役はこの地域を代表する気持ちを持って「室蘭やきとりを多くの方に堪能してもらい、PRにつなげていきたい」と意気込んでいる。
イベントは開催地を変えながら毎年行われるため、「いつかは室蘭で開催し、まちの活性化につなげたい」と話した。
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