食品スーパーマーケット(SM)を運営するダイイチ(帯広市、若園清社長)は近年、オリジナル商品の開発を強化している。地元人気店とのコラボや十勝産食材を使った商品などで、同業他社との差別化を図る狙いだ。
主な商品は、市内の老舗中華料理店・美珍樓監修「中華ちらしのたれ」(170グラム、本体価格398円)と、同じく美珍樓の「伝統餃子」(冷凍、1180円)。十勝産牛肉を使った「北海道十勝発」シリーズでは「旨辛ビーフカレー」(170グラム、598円)と「コク旨キーマカレー」(150グラム、548円)。十勝ワイン(池田町)とはコラボワイン「十勝の雫」(720ミリリットル、1980円)がある。
いずれも昨年11月のすすきの店(札幌市)開店に合わせ、メーカーの協力で開発。新店での先行販売を経て、今夏にかけ、十勝管内の店舗でも販売を始めた。
ダイイチのロゴは付けていないが、帯広発祥「中華ちらしのたれ」はソラチ(芦別市)と、カレーはベル食品(札幌市)とのOEM(相手先ブランド製造)。特にたれを使った中華ちらしは総菜部門でもメニュー化されているほか、「商品自体、予想以上に売れている」(営業本部)とする。「十勝の雫」は数量限定で残量が少ないとする。
同社は「ここでしか買えない商品を作ることは来店動機にもつながる。地域のアピールにもなるので、今後も増やしていきたい」としている。
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