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釧路新聞

長期滞在者と市民が交流 人の温かさで魅力倍増【釧路市】

地元情報などで交流する市民と長期滞在者

 釧路市の長期滞在事業を担う「くしろ長期滞在ビジネス研究会」(小林真代表)は25日、釧路市中央図書館で「涼しいくしろで交流会2024」を開いた。3年ぶりの開催で、阪南大学国際学部の森重昌之教授が、昨年11月に実施した同事業に関する市民アンケートの結果を交えて講演したほか、長期滞在者と市民46人が交流を深めた。

 市の23年度の長期滞在者数は2026人で、延べ滞在日数は2万5148日。22年度まで11年連続全道1位を記録する。森重教授は長期滞在者が釧路を選ぶ理由として、涼しさや自然の豊かさ以上に「市民や市職員が親切で温かいこと」を挙げ、市のさまざまなサポートが安心感となり、サークルやボランティア、イベントなど地域活動に関わることでリピートにつながっていると説明した。

 一方、市民が滞在者と接した経験や交流への意欲は高くないとしながらも、同事業には85%が高評価を示したと指摘。「定住型から移動型社会に移りつつある中、移動者の関わりを認める寛容な地域社会``移動縁、、を形成することが大切。訪れる人たちと良好な関係を築いているこの事業は、これからの社会の姿を読み解く上で重要になる」と述べた。

 続く交流会では今回、初めて一般市民も参加。グループに分かれ、お勧めの店やスポットをはじめ、パークゴルフや釣り、カメラなど趣味活動などについて情報を交換。一方でバス、フェリーなど交通の充実を求める声も寄せられた。神戸市在住で釧路滞在は5年目、冬季は沖縄にも滞在している武藤弘之さん(79)、美也子さん(78)夫妻は「まちの情報量は釧路の方が多い。講演を通じ市民の視点が分かり、滞在者との交流も広がってよかった」と話していた。

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