合同演奏などで盛り上げた北海道和太鼓サミット

　北海道和太鼓サミットが１４日、室ガス文化センター（室蘭市幸町）で行われ、団体演奏や大太鼓一本打ちの全国大会などで盛り上げた。

　日本太鼓財団北海道道南支部主催。北海道文化財団共催。室蘭民報社など後援。室蘭商工会議所創立１００周年記念協賛事業。

　主催者を代表して、日本太鼓財団北海道連合会の太田義高会長が「和太鼓の素晴らしさを伝えて、日本の伝統文化の継承につなげたい」とあいさつ。第２０回日本太鼓シニアコンクールで内閣総理大臣賞を受賞した櫛引秀明さんらによる初っ切り太鼓で幕開けした。

　第１部は第１５回大太鼓一本打ち全国大会。全国からエントリーした１１人が、大太鼓「神（カムイ）」を力強く打ち付けた。「よろしくお願いします」と一礼して神に向き合った出演者は、鉢を振りかざして重厚感あふれる音色をとどろかせた。

　第２部は、和太鼓演奏世界ギネス登録の軌跡と題して、道南支部に所属する地獄太鼓、室蘭和太鼓會北風、北海みゆき太鼓、天照太鼓（以上室蘭）、登別太鼓、颯太鼓（以上登別）、厚真郷芸保存会（厚真）、日高螢太鼓（日高）、広尾陣屋太鼓保存会（広尾）、山口太鼓流北海若衆太鼓（江別）が合同演奏。１９９８年の白鳥大橋開通記念イベント・千人太鼓で披露された「山彦」を演奏した。

　現在のギネスホルダー・盛岡さんさ踊りとのコラボレーションも行われたほか、北海みゆき太鼓出身の清水優香さん、遥香さん姉妹が所属するグループ「和太鼓　來－ＲＨＹ－」も会場を盛り上げた。

　太田会長らによるシンポジウムも行われた。