ユニークな衣装とおどけた踊りで会場の笑いを誘った豊郷明正会の「おててつないで」

【日高】日高町老人クラブ連合会主催の第41回日高町老人クラブ連合会「芸能発表の集い」が12日、門別総合町民センターで開かれ、１３０人が参加して交流した。

　高齢化が進む中で各老人クラブの役割はますます大きくなり、地域活動に積極的に参加し豊かな明るい町、そして健康で実りの多い老後を送ることができるよう、芸能発表を通じ老人相互の交流を図ることが目的。

　開会に先立ち、令和６年度　日高町老人クラブ連合会長表彰が行なわれ受賞者の功績を讃えた。

　町内の老人クラブ16団体。37組、43人が舞踊、歌謡曲、民謡など日ごろの練習の成果を披露した。今年度は午前中から開かれ、昼食も通して親交を深めた。約４時間半の日程で開かれた。

　連合会長のあいさつの後、来賓の深根英範副町長は「皆さんが一堂に会してそれぞれの顔を見合って喜怒哀楽を分かち合うことが大切。町には１００歳以上が15人、65歳以上が人口の４分の１を占める時代になった。皆さんの経験や知恵をお貸しいただき次の世代を担う若者へお力添えをお願いしたい。今日は楽しい一時にしてほしい」とあいさつ。

　37組の発表では、歌謡曲で能登貞夫さん「女のはじまり」、江川ハナ子さん「酒匂川」、内山弘子さん「忍ぶ雨」など22曲、民謡で三上たか子さん「たら釣り節」、曲師博子さん「秋田小原節」、平目松江さん「津軽あいや節」の３曲、舞踊で森エミ子さん「祝い酒」、前田良子さん５人「おててつないで」、井上なを子さん「あやめの雨情」など12曲を披露し、観客は惜しみない拍手を送った。

　表彰者は次の通り

　▽老人福祉功労者表彰　神島長作（幾栄会）、新沼ひで子（トニカ融和会）、香川タミ子（富川老人クラブ）、上居静子（同）、村上忠重（同）、向谷道子（門別本町長寿会）。