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函館新聞

入園料決めるのは「あなた」 鹿部間歇泉公園「ポストプライシング」試行 7月末まで【鹿部】

入園料の「あと値決め」をPRする田中さん

 【鹿部】道の駅しかべ間歇泉公園は、間歇泉発見100周年を記念する取り組みの一環として、満足度に応じて料金を来園者が決める”あと値決め”システム「ポストプライシング」を7月末まで試行している。平日のみ。

 1999年に前身の「しかべ間歇泉公園」がオープンして以来、大人300円、小中学生200円の入園料を維持してきたが、改めて来場者の満足度を測ることが狙い。入園者には取り入れてほしいサービスの希望や入園料を決めた理由などのアンケートをとっている。

 15メートルの高さに噴き上がる間歇泉、吹き上がった湯を生かした足湯などが売り。併設の道の駅では「鹿部たらこ」や「白口浜真昆布」をはじめとする特産品の買い物のほか、浜のかあさん食堂での店内飲食、温泉の高温蒸気を利用した蒸し釜料理が味わえる。

 運営企業のシカベンチャー(阿部成史社長)のたらこスタッフ田中健太郎さんは「今年5月に売り出した新名物『湯煙処しかべ焼き』(650円)が好評。300円の入園料を参考に払うという来場者が多いが、『満足した』とそれ以上を支払う方も多くいらっしゃった」と、同園の価値に自信を強めた様子だった。

 開園時間は午前9時から午後5時、無休。

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