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日高報知新聞

アイヌの遊びや音を楽しむ 第11回ウレクレク~風の谷の響~【平取】

町内在住の男女ボーカルユニット「ankes(アンケシ)」

【平取】平取アイヌ協会青年部(木村英彦会長・門別徳司部長)主催による音楽祭「第11回ウレクレク~風の谷の響~」が15日、二風谷ダム周辺ステージ(二風谷湖公園)で開催され、町内外から集まった約300人が屋外ステージで披露されるアイヌ文化の歌や踊りを楽しんだ。

 二風谷アイヌ語教室の子どもの部は、アイヌ民族の伝統舞踊のハララキ(鶴の舞)チャピヤク(アマツバメの舞)を踊ったり、アイヌ語で「森のくまさん」やジブリの「さんぽ」を歌った。アイヌの歌を歌う活動をしている川上さやかさんは、独特な巻き舌を使った歌や声量のある歌声、ムックリの演奏で参加者を魅了した。アイヌ文化保存会は、アンナホーレ(鳥の舞)クリムセ(弓の舞)エムシリムセ(剣の舞)などを披露。また、町内在住の男女ボーカルユニットの原田梨乃さん(27)と新町征也さん(25)の「ankes(アンケシ)」は、ウポポ(すわり歌)イウタウポポ(きつねの歌)ヤイサマ(即興歌)を歌い会場を沸かせた。

フィナーレをみんなで踊る参加者たち

 最後に札幌の芸術家集団「アイヌアートプロジェクト」が演奏すると、ステージ前には100人以上が集まり心ひとつにして輪になって音楽に合わせて踊りを楽しんだ。

 日高町から訪れた夫婦は「初めて参加した。ロケーションが素晴らしい。自然とともに生活するアイヌ民族の文化に浸り、素晴らしいステージを楽しみ良い一時になった」と話した。

 主催した門別徳司青年部長は「昨年より多くの人々に来場いただき嬉しく思う。だんだん認知度が高まってきている。昨年から屋外で開催。二風谷湖畔の夕日も美しい。来年も多くの人たちが参加してくれるよう工夫していきたい」と述べた。

 この日は、弓矢などアイヌの子どもの遊び体験も行われた。

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