釧路市立博物館友の会（白幡敏弘会長）は、初めて春採湖の野鳥冊子である釧路市立博物館ブックレット「春採湖の野鳥ポケットガイド」を作製した。冊子は、Ａ５判２０㌻のフルカラーで２００円。

　作製のきっかけは、同博物館主催の探鳥会の参加者や市内の学校から「春採湖に特化した分かりやすい冊子が欲しい」といった要望が多かったことから、大人はもちろん、自然や野鳥に関心のある子供たちに向けた内容の冊子を作製した。

　内容は、春採湖で記録されている１４０種類以上の野鳥から、観察しやすく、現れやすい野鳥を約４０種類を掲載。野鳥の写真や巣、食べ物、特徴、観察方法などの情報を紹介しているほか、冊子内のＱＲコードを読み取ると野鳥の鳴き声を聞くことができる。同博物館の貞國利夫学芸員は「子供たちが野鳥を観察するときの助けになれば。野鳥を知りつつ春採湖の自然にも興味を持ってほしい。ぜひ読んでみて」と呼び掛けている。

　なお、市内の各小学校に冊子を１部寄贈するほか、同博物館が毎月開催している「春採湖畔探鳥会」に参加した小中学生に冊子をプレゼントする。直近の探鳥会は７月２１日開催。販売は、同博物館窓口と通信で販売している。問い合わせは０１５４（４１）５８０９へ。

大人はもちろん、子供も楽しめる「春採湖の野鳥ポケットガイド」