企業ブースで担当者の説明に耳を傾ける高校生

　来春卒業予定の高校生を対象とした企業説明会が１７日、室蘭市入江町の栗林商会アリーナであった。就職を目指す生徒は、真剣な表情で企業担当者の説明に耳を傾けた。

　説明会は、胆振総合振興局や室蘭公共職業安定所、室蘭市などが主催。高卒者の職業選択を広げることや地元就職の促進を図るため２００１年から実施。この日は製造、建設、観光、医療・福祉といった各業界で胆振に拠点がある８８社が参加した。

　室蘭、登別などの１０高校から２３５人が参加。会場には各企業がブースを構え、担当者が事業内容や福利厚生、企業理念のほか、資格取得支援に関する制度などを説明。生徒はメモをとりながら熱心に耳を傾けた。

　登別青嶺高の乘田寛斗さん（１７）は「企業ごとの特徴を知ることができて良かった」と話した。室蘭工業高の管原聖羅さん（１８）は製造や飲食の企業を回り「きょうの話を参考に、自分に合う仕事を見つけたい」と将来を見据えた。