「交通ルールを守ってもらい、悲しい事故を無くしたい」とお姫様、お殿様も交通安全啓発に協力した

　本格的な観光・レジャーシーズンを迎え、登別市内最大級の交通安全運動「ジャンボ街頭啓発運動」（市、市交通安全協会主催）が４日、富岸町のマックスバリュ登別店周辺で行われた。登別伊達時代村の“お殿様、お姫様”ら１９団体・企業から約９０人が参加し、来店者やドライバーに交通ルールの順守を呼びかけた。

　啓発に先立ち、小笠原春一市長は「まずはわれわれが交通安全を守ることで、多くの市民の皆さんに後ろ姿を見せることができれば」。平畑勉室蘭警察署長は「登別市内では３日現在、死亡事故こそ発生していないが、人身事故は２５件発生している。一歩間違えれば命を落としかねなかった事故もある」とそれぞれあいさつした。

　参加者は入り口で来店者に啓発資材１５０セットを配布したほか、近くの道道沿いで交通安全旗を振ってドライバーの交通安全意識の高揚を図った。

　市交通安全協会の草塩忠幸会長は「歩行者の皆さんにも危険に巻き込まれないよう交通ルールを守っていただき、運転される皆さんには思いやりと譲り合いの気持ちを持って運転していただきたい。一人一人が交通安全に気を付けることで悲しい事故も無くなる」と訴えた。