忍者に変身して運動遊びをする子どもたち

　幼児期からの学びの土台づくり事業に取り組む浦河町は１日、大通３の町総合文化会館で親子ふれあい講座「家庭でできる運動遊び」を開き、参加した親子30人が楽しみながら体を動かすことの大切さを学んだ。

　町は２０１８年度（平成30年度）から札幌国際大学や町内の保育施設などと連携して土台作り事業に取り組み、今年で６年目。

　札幌国際大学短期大学部准教授の林二士さんがタオルや新聞など、家庭にある身近なものを使ってできる遊びを紹介。タオルを頭から被って忍者に変身した子供たちが大人たちに捕まらないように素早く動き回ったり、新聞紙を丸めたボールを使ったサッカー遊びなどで約１時間の運動遊びを楽しんだ。

　林准教授は、「子どもたちが活発に体を動かす機会や遊びが減っている。子どもたちの運動を促すためには、お父さんやお母さんが一緒に楽しむことが大切。楽しそうな姿を見ることで自然と子どもたちも運動、体を動かすことが好きになる」と強調した。

　参加した澤井愛雅さん（35）と娘の環奈ちゃん（５）は「身近なものを使った遊び方が分かった。家でも遊んでみたい」と感想を話した。