池田町でエゾシカ肉の加工販売を手掛ける「エゾの杜(もり)」(町大通4、三坂一茂社長)の店内で、中華総菜のテークアウト店がオープンした。幕別町出身で、この春十勝にUターンした竹内祐三さん(30)が道外の中華料理店で研さんした腕を生かし、本格的な中華調理を提供している。同社のブランド「十勝エゾ鹿」を使ったメニューも試作中で、竹内さんは「池田町を盛り上げていければ」と意欲を見せる。
竹内さんの実家は幕別で農業を営み、エゾの杜でも同農場の野菜を食材として使っている。東京や長野の店で修業を積んだ竹内さんが十勝に戻ってくると知った三坂社長が出店を提案した。
メニューは、生地から手作りする特製肉まん(300円)やシューマイ(600円)、エビのチリソース(1400円)、豚肉とピーマンの細切り炒め(1200円)、マーボー豆腐(1000円)など。調味料として使う酒醸(チューニャン)も自ら作るこだわりで、「クルミの飴(あめ)焼き」などの菓子も販売している。
薬膳アドバイザーの資格を持つ竹内さんは「シカ肉は栄養価が高いので、ヘルシーな弁当を作りたい」と同社の製品を使ったメニューも試作中だ。
三坂社長は「シカ肉を使った料理を試食したが、何を食べても完璧」と太鼓判を押す。
クマ肉バーガー 店内で販売中
店内では、竹内さんの中華総菜のほか、十勝エゾ鹿のバーガーなども販売している。
新商品「ひぐまバーガー」(956円)も登場した。池田町内で捕獲したヒグマのミンチ肉を和風照り焼きソースで仕上げた一品だ。
営業時間は午前10時から午後6時まで。月・火曜定休、祝日は営業。
問い合わせは、同店(015・578・7870)へ。
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