伊達市内で露地物の春キャベツの出荷がピークを迎えた。伊達市は温暖で積雪の少ない気候を生かして、道内の他産地より早く春野菜の出荷が進められる強みがある。今季は本州産の不作などもあり、道内産の端境期でより伊達産キャベツが人気を集めそうだ。
伊達市農協に出しているキャベツの作付け面積は約50ヘクタール。同農協によると、今季は15日ごろから露地物が出始めたという。天候に恵まれ、適度な降雨もあり生育は順調で、例年より1週間から10日ほど早く推移している。
今季は本州産の不作もあり、市場価格は高騰し一時1ケース1万円を超えた。現在は平年並みに戻り同1200~1300円ほどで「安定している」(同農協)。
連日、館山町の農畜産物集出荷貯蔵施設では、3千ケース(1ケース8個入り)ほどを取り扱う。今後さらに数量は増え5千ケースほどを扱うという。主に札幌の市場に運ばれ、6月中旬ごろまでは伊達産がメインで道央圏で出回る。
同農協営農生産部生産販売課長の和田吉充さんは「順調に栽培できています。とてもおいしいのでぜひ多くの方に召し上がっていただきたい」とPRしている。
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