救護所テントで熱心に説明を聞く来場者

　浦河町東町ちのみ１の浦河赤十字病院（大柏秀樹院長）は26日、「看護の日（12日）と赤十字運動月間（５月）」にちなみ赤十字看護師の仕事を公開するイベントを開催し、小中学生や高校生らが訪れて看護師の仕事への理解を深めた。

　日本赤十字社は赤十字運動月間に赤十字のさまざまな活動を紹介する取り組みを行っており、浦河赤十字でも人口減少や看護師不足が深刻化する中、将来の看護師確保や地域医療継続のため、浦河赤十字看護専門学校と連携して学生や子どもたち、地域の人に看護師の魅力を発信し、将来を担う看護師の発掘につなげようと企画した。

　仕事公開では、普段なかなか見ることのできない赤十字看護師や日高管内唯一の災害拠点病院の役割など、看護師を目指す人や町民の理解を深めてもらうさまざまな体験を用意した。

　病院１階入口に設置した救護所テントでは来場した学生たちが熱心に説明に耳を傾け、災害時の救護活動では写真やパネルで日本赤十字の役割を紹介。このほか地域住民からの応援・協力の活用状況、健康相談などのコーナーもあり、。来場者たちが看護師の仕事へ関心を持っていた。