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日高報知新聞

親子連れら田植え体験 ひだかくるみちゃんハウス 下村農園の田んぼで【日高】

泥だらけになりながら田植えに励む参加者たち

【日高】町日高地区の地域交流施設「ファームインひだかくるみちゃんハウス」(町本町西)主催の2024米作り「田植え体験」が25、26日の両日、千栄の下村農園で行われた。25日は町内外から親子連れら20人、26日は21人が参加した。

 この事業は、日高町出身で千葉県でサラリーマンをし、定年退職を機に故郷へUターンした横山敏雄さん(70)・愛子さん夫婦が始めたもの。

 同農園の田んぼを借りて毎年実施しており今年で8年目。下村さんの田んぼの一部の約700平方㍍を借りて1株ずつ丁寧に手植えする。水の管理、除草は下村さんが行い、収穫は手で刈りはさがけして天日干し、足踏み脱穀機で脱穀、精米(機械)する。収穫した米は参加者が買い取ったり、道の駅「さるくる」や「くるみちゃんハウス」で販売。植えた米の品種は「ななつぼし」。

 今年は例年より肌寒く、25日は20人が参加。ほとんどの人が裸足で水田に入り、植え方を指導してもらい作業を始めた。思うように歩けなかったり、足が抜けずにバランスを崩し転びそうになったり、泥だらけになる子もいた。

 横山さんは「美味しいお米を作る農家が減少していく中、手作業での米作りを体験することにより、お米の大切さやありがたみを理解したり、子どもたちに体験して想い出づくりにもしてもらおうと始めて8年目を迎えた。町外からの人も半数以上をしめ、互いにコミュニケーションを取れて楽しい取り組みになっている」と話した。

 富川東から親子で参加した伊藤潤騎くん(6)は「田植えは2回目、田んぼの中は暖かかった。裸足で入ると楽しい。苗を2・3本持って植えた。今年も美味しいお米ができるといい」と話した。

 また、横山さん経営の「くるみちゃんハウス」に宿泊したカナダからの旅行者のスミス・フィンさんとクロィさんが急きょ参加した。「田植えは初めての体験。機械でやるものと思っていた。日本の食べ物はどのようにして育てるのか興味を持った。あえて手作業でやることを企画し体験していることに驚いた。本当に貴重な体験となった」と笑顔で話した。

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