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函館新聞

しかべ間歇泉発見100周年祝う 記念式典、「100年先も守り続ける」【鹿部】

しかべ間歇泉発見100周年をくす玉を割り祝う盛田町長(右から3人目)ら

 【鹿部】北海道遺産の「しかべ間歇泉(かんけつせん)」が発見から今月で100周年を迎え、25日、道の駅しかべ間歇泉公園で記念式典が開かれた。出席者は間歇泉のこれまでの歴史を振り返りながら、観光資源を後世へ残そうと、気持ちを新たにした。

 しかべ間歇泉は1924(大正13)年、開業前の温泉旅館(旧鶴の湯)の敷地内で、温泉の掘削中に偶然発見された。98年の廃業後、町が土地と温泉を買い上げ、翌年「しかべ間歇泉公園」が誕生。北海道新幹線の開業に合わせ、2016年3月には現在の道の駅しかべ間歇泉公園がオープンし、18年には北海道遺産に登録された。

 式典で盛田昌彦町長は「1929(昭和4)年に駒ケ岳が大噴火した際には、鹿部村は廃村やむなしと言われたが、町民を勇気づけてくれたのがしかべ間歇泉であり、何度も吹き上がる様子が、町にとって不屈の精神となった」と説明。「この勢いを止めてはならない。100年先も守り続けると先人たちへ誓う」と力を込めた。

 盛田町長をはじめ、町議会の中川一議長、逢坂誠二衆院議員らがくす玉を割った。自治体のご当地ソングなどを手掛けるハンバーガーボーイズが、しかべ間歇泉をテーマにした新曲を披露した。

 また、道の駅しかべの駐車場では、地元のグルメを集めた「うまいもの祭り」を開催。ホタテやエビなど地場の海産物が並んだほか、お笑い芸人コンビのしろっぷが出演し、会場を盛り上げた。

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